A Few Days Ago ~数日前のこと~

かすみが特殊C支援小隊にたどり着く、ほんの数日前のお話


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あるアークス用施設、事務室兼受付室の一画。

デューマンの女性と受付の女性が話している。

「えっと、かすみさん・・・ですね?」
受付の女性がデューマンの女性に向かって訪ねると、デューマンの女性は
「はい、そうです。私の配属先が決まったと聞いて伺ったんですけど」
かすみと呼ばれたデューマンの女性はそう答えた。

「はい、上層部からあなたの配属先について連絡がきています。
 すでに入隊関連の書面は済ませているので、そのチームのチームルームに向かって下さい」
受付の女性がてきぱきと必要事項を伝える。
「ええ、分かりました。」
そう、かすみが頷いたのを確認してから、受付の女性は喋り出す。

「はい、それではあなたの配属先は特殊C・・・」
すると突然、宅配便が入ってくる。
「ずんだ餅、お届けにまいりましたー!」
「・・・小隊となります」
大きな声と、二人が奇跡的に似た声の持ち主であったこと。

「ふんふん・・・ずんだ餅小隊・・・」

様々な偶然からかすみのメモにはしっかりと『ずんだ餅小隊』の名前が記載された。
一度書いてからかすみは名前を見直す。

『ずんだ餅小隊』

自分が記憶を失っている、と知っているものの、少し気がかりだった。

「随分・・・変わった名前ですね?」
半分、独り言のつもりで呟くように言った。

この時、受付の女性がかすみのメモを覗き見ていたら、
おそらく彼女のここ数日の運命は大きく変わっていただろう。
しかし、忙しさから受付の女性はかすみと目を合わすことすら無かった。

「そこまで変わった名前でもないような・・・」
と受付の女性は心の中で思いつつも、
「ええ、まぁ・・・変わった隊員が多い部隊のようですから。腕は悪くないらしいですけど」
と適当に返答をする。


「なるほど・・・分かりました。こちらの部隊に早速向かいます。
 ありがとうございました。」
「はい、お気を付けて」

こうして、かすみの『ずんだ餅小隊』を探す旅が始まってしまうのだった。

  • 最終更新:2015-09-13 20:39:33