C隊活動日誌 6月21日フレイ

※RP的には生死をかけた戦いのはずのDF戦で遊んでいるネタなので中の人的な感覚で読んでね
※ログ無の記憶のみ執筆、だいたいあってる程度の再現率
※無駄に長い




















「フレイが床を舐めた回数を数えてやろう」



ブリギッタちゃんが非常に緊張した声音で俺たちを送り出す、ワープが起動する直前。
今日も可愛いフラウ姫はそう仰った。



「マジか」


これはかっこいいところを見せるべきか。いや単純に負けたくない。
子供っぽい負けず嫌いが顔を出した。


「頑張るわ」



今日もアークスは実に平和だ。(ゲーム的な意味で)










ちょっと離れたところでムーンの光が拡散するのを見ながらステップを踏み、殴打を回避。
まだ破壊されていない指を目で探しつつも俺は思わずにやりとした。
パワーアップしたDFに慣れつつある俺は前回もほぼ倒れなかったはずだ。たぶん。
これは勝てる。いや勝つる。
キャンプシップに戻り、ドリンクを飲み、ワープに駆け込む。★リピート


「姫が先にやられたな」


「寝てただけだ」


「と、からかいたいが、こういうこと言うと俺が次にやられそうだから黙っておこう」










「……っ調子、のりすぎた、かな……?」



おい。おい。予言しちまったぞおい。
手の井戸端会議に飛び込んでトルネードダンスしてたら死角からやられた。
何にやられたのかすらよくわからないもみくちゃ具合。お約束な展開に、床を舐めつつも思わず笑いそうになる。



「1:1」



冷静かつ容赦ないルークの一言がさらに笑いを誘う。ちくしょう強いやつは。ひとりで悠々とデッドリーしよって。
そこで俺の頭の横で足音がした。ムーン女神か。蘇生はよ、と思ったところで、
冷凍イモ……もとい、DFの放つ隕石が派手に炸裂した。



「あっ」



なんだこの面白い展開。盛り上げ上手か。
そうツッコみたくなったのも仕方ないだろう。
二人仲良く、光を受けて立ちあがりつつ。



「倒れたフレイを踏んでやろうとしたらやられた」



人を呪わば穴ふたつ。






「3:2か」


「2:1」



勝手に嵩増ししないでくださいルーク様。
姫のゾンディールがショックさせた手を挟んで、
向かいの小指とこちらの親指で同時にデッドリーしながら会話をする。
俺たちの緊張感のない勝負(俺は少なくとも普段より力入ってたが)にお怒りになったのか、DFが手を集結させる。
トレインだけはきませんように、という願いも空しく、勢いよく飛び出してきた連なりを見て、
素早くツインマシンガンを取る。
いいか俺、ここでミスるな……!!



「おいおいおいおい」



ウソだろ?
前回ノーミスだったんだぞ。
見事に人身事故を起こし、止まらない暴走列車を見送りながら、
モニターに表示された1000いくつという数字を薄れる意識で見る。



「ハッハッハ!」



くそ姫あのやろう。かわいい。じゃなくてムカつく。
いくらクラスランク(サブ含め)の差があるとはいえ、法撃職と前衛職で同点はまずい、まずすぎる。
がんばるんだ俺!!





「あっぶね」



残り30。モニターに数値化された生命ラインと、体に走る痛みから、自然と声が漏れる。
消えていく手を横目にキャンプシップに駆け込む。



「ギリギリで耐えるのはずるいぞ!」




ぐっと腹に力を入れ、体内のフォトンを励起させる。



「3:2だな」



「何を言っているかわからんな」



俺は勝者の余裕でなにも言わなかった。



「ん?フレイ、いつのまにそんなにやられたんだ?」



「おい」



前言撤回。俺に余裕なんてあるはずがなかった。
まあいい、このままなら勝てる。これでいいんだ…
そうひとりで頷く俺の後ろで、ずっと黙って俺たちのやり取りを聞いていたルークが呟いた。



「ギリギリすぎたか」



本体戦が開始したタイミングだったため、大多数とはぐれてしまったようだ。ワープを待つのはごく少数だった。
だがそんなルークの言葉にも特に触れることなく、俺たちはワープしながら言い合いを続ける。



「この人数ならフレイは10回は倒れるな!」



「姫は11回だね」



「貴様……」



「受け直すか」



俺たちが言い合っていても1ミリも動じず、ルークが強制送還のコマンドを送信した。








DFが身悶えるようにしてその大きな体をシップの残骸へともたれさせる。
残骸の頼りない足場の上を、8本近い手が埋め尽くした。



「誰だショックしてるのは」


「ショック早い」



両剣を片手にほぼ同時にそう言って、なんとか掻き分けるように破壊可能の腕を探し出し攻撃する。
起き上がったDFが下半分の腕を伸ばすのを期待して、正面で回避を準備していると、またDFに電撃が走る。



「ショックしにくくなっちまうぞ」


「知らん、そこのパニスレプカのフォースに言え」



最近はきれいに連携のとれた腕全破壊が多かったために、俺は余計にこのグダグダの進行に気持ち悪さが拭えない。
破壊できたところで、今回も大したものは手に入らないだろうが、それでももやもやするものだ。
遠ざかるDFを見て、俺は落ち着きなくランニングを始めた。
とりあえず姫との勝負は順調だし、腕の突き出しさえきちんと回避できれば倒れはしまい。
今度こそ、勝ちは決まった……



俺の右後ろに向かって降ってきた冷凍イモを眺めながらランニングを続けていたら、
突然がくりと膝から力が抜けた。



「!!?」



遅れて体に痛みが走る。
どういうことだ、俺は今絶対範囲内じゃなかったのに。
理由はわからないが、とにかく俺は倒れてしまった。



「!」



姫が非常にうれしそうなのが気配でもうわかる。
これでいつのまにか4:4で同点。というか普段より倒れているのはどういうことなんだ。4回って。
自分のひどさに愕然としながらも、降り注ぐムーンの光に感謝しつつ立ちあがる。
一回も倒れないさすがのルーク様が放り投げたムーンの容器が宇宙空間へ流れていくのを横目にして、
とにかくこれ以上は絶対倒れない、と俺は再び気合いを入れ直す。



「刮目せよ、我こそは、ダークファルス、エルダーなり…」



そういえば出発前に姫の言っていた「我こそはあいぜるねゆんぐふらうなり」がちょっとかわいすぎてどうしようかと思ったなぁ、
などと思い返しつつ、さっさと角に寄っていく。早すぎるショックがやりにくいが、倒すしかない。
次攻撃する腕を見定めて、DFの尻が去っていくのを待とうとしたら。



凛々しいながらも、痛みを訴える声が聞こえた。



正直に言おう、俺は何が起きたか一瞬わからなかった。
だがDFのでかい影が頭上から退くと同時に今起きた事を理解した俺は、一瞬の躊躇いの後、ちょっとだけ小声でつぶやいた。



「……4:4:1」



「ショック武器を使ってるやつがいないか見ていたらやられた」



なるほど。











結果は4:4:1になり、アークスシップに帰った後、
ルークの一回をどちらの連帯責任にするかというなすりつけ合いが行われた。
戦利品?もちろんメセタリングです。






(個人的にすごく楽しかった。ありがとう!だが絶対次は勝つ!!)

  • 最終更新:2015-09-13 02:03:04