胸さわぎのAfter School?

夕刻
生徒達に解放を知らせる鐘が3度、4度鳴り響く
それに伴い校舎の外が一斉に賑やかになる

ここ、私立洸陵学園は国際化教育が盛んであり、放課後の活動もまた非常に活発であった

『声出していくぞー!!』
『洸陵ファイッ・オー!』

グラウンドは既に熱気に包まれ生徒たちは汗を流していた

そこから少し離れた校門で一人の生徒、ハミューがクラスの友達との待ち合わせのため一人遠くのグラウンドを眺めていた

ハミュー:んー・・・アークスのお仕事がなければ僕もスポーツ・・・サッカーとかやってみたかったなー

先日のアークスボール大会でコハクと共に得点王に輝きサッカーにも興味をもってしまったようだ
そんな事を考えてると学校の外へ出る人がほとんどの中、学園に入ってくる女性を見かけた

ミリエッタのような綺麗な金髪に整った顔
男なら誰しも歓声をあげてしまうであろうボディーライン・・・思わず見惚れてしまうような女性
自分より年上・・・いや生徒というようには見えなかった
先生かな?と思って見惚れているとその女性と目があった

女性は優しく微笑み軽く会釈をする
ハミューはその仕草に恥ずかしさを覚え顔を真っ赤にして俯いてしまう

『ハミューさん・・・?』

そんな時、背後から名前を呼ばれ慌てて顔を上げて振り返る

ハミュー:あ・・・れ?シャロンさん?

自身の学校の制服とは違う制服を身にまとった少女、同じC隊であり潜入調査をしているシャロンが目の前に立っていた

シャロン:はい♪ごきげんよう

いつものように優しい笑顔にくわえてとても礼儀正しい挨拶
彼女の通うアモルカーナ女学院は名門校・・・いわゆるお嬢様学校である
他校からは当然注目されており今もこうしてアモルカーナの制服をきた生徒が来てるだけで周りからヒソヒソと声が聞こえる

ハミュー:えっと・・・シャ・・・塚原さん、今日はこちらにご用ですか?

塚原 紗音、これがシャロンの地球でのネーム
周りから嫉妬の視線も感じながら塚原・・・シャロンと会話を続ける

シャロン:えぇ・・・ミリエッタさんにお仕事の件でお話があったのですが通信にも繋がらなくて・・・直接来てみました♪

ハミュー:あ、先輩は・・・補習でちょっと今日の放課後は時間かかりそうですよ?

シャロン:ミリエッタさんが補習・・・?ここ、そんなにレベルが高いんですね・・・

少し青ざめた顔をするシャロン

ハミュー:そ、そんなことは・・・あ、ボクでよければお話聞きますので・・・場所をかえませんか?

どんどん生徒が・・・特に男性生徒が集まりだしてきたので外に出ることを提案する

シャロン:・・・?わ、わかりました

この状況でもよくわかってないシャロンの手を引いて商店街の方にハミューは向かった



シャロン:んー・・・ここのパフェおいしいですね♪

ハミュー:でしょ?ボクも初めて食べた時感動しましたっ

二人は個人が経営してる喫茶店に入りお奨めのパフェを堪能していた
個人経営のためか客も少なく隠れた穴場となっている


ハミュー:先輩、実は運動がすごく苦手で・・・体育の授業とか見てるとおどろきますよ?

シャロン:えっ?そうなんですか??

ハミュー:はい、この間も校庭のランニングで・・・
シャロン:オラクルでは想像できないですね・・・

一通りミリエッタの体育での武勇伝を話し終え目の前のパフェも二人とも平らげていた

ハミュー:あ、先輩には内緒でお願いしますね・・・

シャロン:あはは、わかりました・・・大丈夫ですよ♪

そう笑顔で返してくるシャロン
その後はシャロンの相談・・・幻想種の迎撃について夜以外の見回りについての相談もだいたい解決し学校生活の軽い雑談になっていた

ハミュー:シャロンさんは学校生活でオラクルとの違いで困った事、びっくりした事とかってありますか?

シャロン:それはもう・・・未体験の事ばかりで驚いてばかりです

苦笑いを浮かべてハミューの問いかけを返す

ハミュー:そうですよね・・・この前も学校で腹痛の子がいたんですけど、なんだか心配してたらすごく怒られて・・・

シャロン:そ、そうなんですかー・・・ 
    (そ、それってもしかして・・・)

ハミュー:それでもやっぱりそのままにしておけないし・・・肩をかそうとか保健室に運びますよっていったらすごく睨まれて・・・わけがわからなかったです

シャロン:た、大変でしたねー・・・
    (多分それは・・・デリケートなアレだよね・・・)

ハミュー:シャロンさんの所もこういうことってあったりします?やっぱりオラクルの人と違う所って色々あるのかなー

シャロン:わ、私の所ではあまり・・・
    (ぼ、僕に聞かれてもそっち方面はわからないよっ!!でもオラクルとか地球とか関係ない問題だと思うよ!!)
シャロンスマイルが崩れて来た時、先日ミリエッタよりもらった物を思い出し更に赤面するシャロン

シャロン:そ、それはともかく・・・ハミューさんは学園生活順調ですか?テストとかもそろそろあると聞きましたが・・・

慌てて話題を変えるシャロン

ハミュー:あ、そういえば試験ですねっがんばりますよー!

ハミューは勤勉だとシャロンも聞いてたのでこの様子を見ると余裕そうに感じる・・・自身の学校の難易度もあって羨ましく思ってしまう

ハミュー:そういえば試験が終わったら先輩と『ディスティニーランド』に調査にいくんですよー♪

嬉しそうに話すハミュー

シャロン:まぁ、デートですね♪

シャロンの言葉にハミューの動きが止まる

ハミュー:え・・・デ、デデデ、デート??ち、違いますよっ地球文化の調査であって・・・そ、そう!仕事です!!

シャロン:え・・・そうなんですか?どう見てもデートにしか・・・

ハミューも思い直すとデートという意識がどんどん強くなり顔が熱くなってくる

ハミュー:シャ・・・シャロンさん!!その時一緒にどうでしょうかっ!!

先輩とのデート、嬉しくもプレッシャーと恥ずかしさに負けてしまいシャロンに助け船を求める

シャロン:え・・・?いいんですか?・・・ただこちらの試験が少しずれてますので・・・スケジュールがあえばご一緒させていただきますね♪

ハミューの真剣なお願いに笑顔で答える
ハミューとシャロンの情報交換?は終り店の前でそれぞれの帰路につく

ハミュー:・・・あ、島田君と校門で待ち合わせしてたんだった・・・


翌日、アモルカーナの制服を来た生徒と町に消えた、という噂もあわせて島田に怒りのヘッドロックを受けるハミューであった


【中の人より】


  • 最終更新:2016-06-12 18:45:04