リレー小説「受付リリーパが見たもの」


リレー小説とは

 皆さんでひとつのお題に沿ってどんどん進めていく・・・アレですっ!

 ルール
  以下のお題にのって、短めでいいのでそれぞれ加筆してみんなで
  書いていきましょ!という催し物ですー。

お題「受付リリーパの見たもの」

 これは、特殊C支援小隊のチームルーム内で受付をしてくれている
 リリーパが目撃し、後の世に語り継いだ物語である
 (という訳でチームルームにいるリリーパさんの前で
  起きた出来事を皆さんで自由に書いていきましょー)



チームルームに一人の隊員が訪れる。
「こんにちは・・・わ、だ・・・誰もいません」
隊員の一人、残雪丸と呼ばれる少女である。

「すこしお仕事、手伝って欲しかったんですが・・・」
そう独り言を言うと彼女は受付でチーム用の依頼を受けて帰っていく。
・・・その時に花柄のハンカチを落としたことを知らずに。(以上・文章:キュキュ)



残雪丸が帰ったあと一人のキャストがチームルームに入ってくる、残雪丸と同じc小隊隊員のコウ・タウリである

「こんちわーっす!ありゃ誰も居ねぇやー!む・・・あそこに落ちているのはまさかパンt・・・!!」

急いで残雪丸の落としたハンカチの元に駆け寄る。

「て、んな訳ねーかー!しかーしこの可愛らしい柄から観て間違いなく女の子の物!」

そう宣言して周囲を少し確認し、恐る恐るハンカチを拾い挙げると自分のフェイスパーツに近づける

「すーはーすーはー、いい臭いだにゃー!はっ!?」

コウ・タウリと受付カウンターに居るリリーパと目が合う

「しょ・・・小隊の皆には内緒だヨ♪☆」

そうチームカウンターのリリーパに告げるとハンカチをチームカウンターの上に置きチームルームから帰っていった
                                                
                                              (書いた人;鉄亀)


隊員コウ・タウリと入れ違いで長身の女性、隊員ティルトがチームルームを訪れた。

「・・・ふむ、もぬけの殻か」
退屈しのぎに訪れたが当てが外れたようだ。

「おさぼりメンバーの一人くらいおると思ったが・・・部屋で寝なおすかのぅ」
そう思い部屋を出ようとした時・・・視界の隅で何かが動いた。
カウンターでいつも立ってるリリーパが何やらカウンターに置かれたハンカチ(?)の臭いを恐る恐る嗅いでいた。

「・・・何をやっとるんじゃ、アレは・・・」
未知の現象に首をかしげるも直ぐに視界から外した。
やはりラッピーの方がかわゆいな、そう呟きながらティルトは部屋を後にした。
                                                
                                              (書いた人:ルフィン)

――――――――――――――――――――――――――


ティルトがチームルームを去ってから少しして、青いTシャツに短パン姿の野郎、ロウフルがチームルームを訪れる。

「おーっす、って今回は誰もいねぇのな、だったらさっさと報告を・・・ん?」

報告のためにカウンターに立ち寄った時、カウンターの片隅にハンカチがあるのに気がつく。

「んー、可愛らしい花柄ってことは女性陣のもんかねぇ・・・ん?なんだこの匂い」

まじましと観察をしている時、何かの匂いに気がつき、ハンカチを鼻に近づける。

「ふむ・・・この匂いがするってことはキャストの誰かって可能性があるな、マリーか、アデにゃんか、もふあたりかねぇ」

落としものの主を絞り込んでいたその時、彼の通信機から呼び出し音が鳴った。

「おっと、依頼が入ったか・・・まぁ、下手に持っていくよりこのまま置いといたほうがよさそうだな」

そしてロウフルはハンカチを綺麗に畳んだ後、急ぎ足でチームルームを後にした・・・

                                            (かいたひと:はっかく)

――――――――――――――――――――――――――



ハンカチの持ち主がなかなか現れずにいる中、黒い帽子を被った長身の男がチームルームを訪れた。
「どうも、こんにちは」
510(ゴトウ)と名乗るこの男は、最近この小隊にやって来た男だ。どうやら、任務の報告をしに来たようである。
「ん?なんですか、これは」
報告を終えた510は、受付テーブルの上に置かれたままの、花柄のハンカチに気付いたようだ。
「うっすらと埃が…長いこと放っとかれていたのでしょうか?良い生地を使っているのに、勿体無い」
ハンカチを手に取り広げて埃を払い、デザインを眺めている姿は、その背格好からか、娘のプレゼントを買いに来た父親のようにも見えた。
「持ち主は一体…そうだ、こうすれば誰か気付くかもしれない」
何か思い付いたのか、510は受付リリーパから突然報告書を取り上げ、それを折り畳んで小箱をつくってしまった。
「えー…”落とし物です”、と。これで大丈夫でしょう」
小箱の側面にそう書いて、ハンカチを畳んで中に入れ、510は満足そうにしてチームルームを後にしていった。
受付リリーパはその間、「彼の依頼はどうやって上層部に報告しようか」と悩んでいた。
                                             (書いたひと : nc_nl)



そしてあるミーティングの日。
議題も一段落し、その場に残ったアカネ、チアキ、かすみ、ハミュー、510、アトラの6人がダイエットの話や生活費の話で賑わっていたところ、
別働隊から復帰したばかりのアカネがふと受付にある小箱に気づいた。

アカネ「あれ?ここにハンカチみたいなのが…?」
チアキ「ハンカチ?」
ハミュー=ウェルパ「うん・・・かわいいハンカチですね」
アカネ「うん、『落とし物です』って書いてあるー…って、これ報告書で作った箱!?」

その丁寧に作られていたその小箱は、報告書で作られていたことにアカネは気づいた。

510「ああそれ、僕が作りました」

それを聞いたアカネは仰天した。

アカネ「ゴトーさん、報告書で作っちゃだめだよーっ!」
ハミュー=ウェルパ「だ、だめなんですか??」
510「割と上手に作れたんですが…」
ハミュー=ウェルパ「う、うん・・・上手です」
アカネ「え、あ、うん、凄く上手…じゃなくてーっ!」
510「ねぇ?」
ハミュー=ウェルパ「今度教えてください」
510「え、ああ、いいですよ」
ハミュー=ウェルパ「やったー」

その細かい部分にまで丁寧に作られていた小箱を見て、ハミューは510に作り方を教わろうとしていた。
アトラはそのやりとりを見てやや不安そうな顔をしていた。

アカネ「でもここにいる人のじゃない…感じかなーっ?」

その場にいた誰もが「自分のではない」と主張していた。

アカネ「報告書はちゃんとリリーパに渡しておくからねっ!」

そう言うと、アカネは小箱を解体し、元の報告書のあるべき姿に戻し、シワを伸ばしていた。
そして受付のそばにメモ用紙があることに気づいた。

アカネ「うーん、このハンカチ、そのまま置いておくのもなんだし…」

そう考えるやいなや、アカネはさっとメモ用紙をもらい、『落し物です』と書いて
ハンカチと一緒にリリーパの額に勢い良く貼り付けた。

アカネ「あはっ、これですぐわかるよーっ」
510「…」
アトラ「…なんかひでー目にあってる」
510「…いいんですか?」
チアキ「いいんじゃないか」

すると510が何かをひらめいた様子で、先ほど貼り付けたメモ用紙を剥がし、
それでまた綺麗な小箱を作成したのだった。

アカネ「わーっ!凄い手つき…!」
510「…こっちで大丈夫でしょう?」
アカネ「うんうんっ!最初からそうすればよかったねーっ!あはっ」

そして再びハンカチは小箱の中で元の持ち主を待つのであった。

…赤くなって窪んだリリーパの額をそのままにして。
                                            (書いた人:イリア_PSO2)


  • 最終更新:2015-09-13 21:41:28