ゼルダ家の日常

ある晴れた昼下がり
仕事で数日部屋を空けてる「マスター」に変わり広い部屋を清掃するサポートパートナー

・・・これでここは終り

大きなカーゴから清掃を終えたサポートパートナー、ミナが出てくる

調理具の洗浄が思った以上に時間がかかる・・・データを見直さないと・・・

今回の清掃で得た情報により作業の効率化・最適化・精練しながら寝室へ戻る

そっちは終わった?

ミナがそう声をかけた先には2体のサポートパートナー、ラッピーの姿をした「デスパンダ」、リリーパの格好をした「エンラ」がいた

りりっ!!りりりっりりっ!!

きゅきゅっきゅー!!

・・・うん、ご苦労様、こっちも終わったばかりだから御飯はもうちょっと待ってね

どうやら空腹のあまり興奮してるようだ
2体が分かるよう言語を調整して伝えた結果・・・じりじりとミナに近づいてくる

・・・遅くなったのは謝るけど、少しくらい待って欲しい

そう言った瞬間、エンラが飛び掛かってきた

・・・ナノマテリアル展開、シールド現出30%

いつも噛み付いてくる場所、右腕に小型のシールドを展開させる
ガジガジガジ・・・それでもお構いなくエンラは噛み付く

・・・はぁ

ため息と同時にミナは左手を頭上まで掲げる

・・・お仕置きチョップ

そう呟きながら手刀をエンラの眉間にヒットさせる

りー!!!

かじるのに夢中だったエンラはその一撃でその場に倒れこんだ

・・・あなたも食らってみる?

様子を伺っていたデスパンダに声をかけながらチョップの素振りを高速で行いながら威嚇する

きゅ~・・・

デスパンダは諦めて清掃具の片付けを開始した



テーブルにはあまりものの食材で作ったサンドイッチが並ぶ
一心不乱にそれらを食べるエンラとデスパンダ

マスター今日戻る予定だから、何か買ってくるかもしれない・・・あまり食べ過ぎないようにね

その言葉に首を縦に振るもあいかわらずサンドイッチを頬張り続ける2体

ミナも軽く食事を取ろうとする
その時、傍においてあったガンスラッシュに目が止まる

・・・武器を食べるなんて普通は無理

隊員のユエを思い出しながら呟く
そう呟きながらもガンスラッシュを手に取り取っ手の部分を見つめる

パク、むぐむぐ・・・

小さな口で取っ手の部分にかぶりついてみる

・・・無理、どうやっても食べれる見込みなんて・・・

そう呟いた時、先程までサンドイッチに夢中だったエンラとデスパンダが手を止めて今にも笑い出しそうな顔でミナを見ていた

・・・何?

そう言いながらチョップの素振りを開始すると二体は何事も無かったようにサンドイッチに手を伸ばしはじめる

ナゴミでもしないようなバカな事をした、そう思いながらも最近のミナはこういう行動に小さな喜びを感じている
これまで演算による最適解による行動しかしなかった事に対して低確率の演算結果を好んで選択する傾向が出てきた

データ収集?好奇心?その意図はミナにもわからない
ただそうする自分がただの兵器ではなく、マスターや他の隊員達に近づける、同じ空間に存在できる一つの回答だと考えている

ただいまぁ♪

扉の方向からマスターの声が聞こえてくる
3体のサポートパートナーが出迎えに中央の部屋に駆け出す

おかえり、マスター、怪我とかない?
きゅきゅきゅ!
りっりりー?

ウフ♪時間はかかったけど簡単なお仕事だったからへーき♪

そう言っていつもの笑みを見てほっとする

あらん?何か食べてたの?

うん、みんなで部屋の掃除をしたから労いにサンドイッチを作って食べてた

ウフ♪仲がいいわね~♪

きゅきゅ♪
りりりっ♪

2体が元気よく答える

折角だからこれも一緒に食べちゃいましょ♪

そういってマスターがナウラのケーキを取り出す

うん、じゃあマスターの分の紅茶も入れるね

ウフ♪お願いねぇ♪


仲良くテーブルを囲いゼルダ家は今日も賑やかにティータイムを楽しんだ
マスターと同じショートケーキを食べながらひとつ聞いてみた

マスターはガンスラッシュ食べれる?

えっ

エンラとデスパンダは勢いよく紅茶を噴出した

(おしまい、チャンチャン♪)


【中の人より】


  • 最終更新:2015-12-20 22:17:19