ある夜の通話

PiPiPi...PiPiPi...
ピッ――



「はい、ミリエッタです。……あ、お父さん?」



「こんな時間にどうしたの?……うん、大丈夫。私は元気だよ」



「ふふっ、先月も同じ感じで電話掛けてきたでしょ。ほんとにもう、心配性なんだから……」



「船間通話は通信料も高いんだから、程々にしておかないとお母さんに怒られちゃうよ~?」



「あっ、そうだ聞いて聞いて!私ね、フォトンと上手に付き合えるようになったんだよ」



「うん、うんっ。だからね、もう昔みたいに急に熱を出すこともないし、最近は身体の調子も凄く良いの!」



「えへへ……この調子なら、もうすぐ正式なアークスにもなれるかなって!」



「……ぁ……そう、だよね。うん……心配掛けてごめんなさい」



「でも、大丈夫だよ。隊の人たちは凄く頼りになるし、戦うばかりがアークスのお仕事じゃないから……」



「それにね。やっぱり私、フォトンを感じるチカラを活かして、人の役に立てるようになりたいの。
 大変な想いもしたけど、今はこのチカラが好きになれそうな気がする。だから……」



「……うん、ありがと。分かってる、無茶はしないよ。だから、心配しないで」



「うんっ、時間ができたらそっちにも遊びに行くから。お母さんにもよろしくね!」



「それじゃあ、おやすみなさい」

  • 最終更新:2015-09-14 01:14:42