ロウフルst2 突然変異

 ミリィと共に新たなエリアの最深部で戦闘をしている最中だった・・・
取り巻きに悪戦苦闘をしているミリィに気を取られてしまい、ブリュー・リンガーダの斬撃が直撃
運が悪いことにインジュリー状態で衰弱しているところに追撃がさらに直撃して倒れてしまった。
その後はミリィの迅速なフォローのおかげでなんとか撃破することができたが・・・
守るはずが守られるとは、なんとも情けない話だ。
そして戦闘終了後、ミリィに手厚い治療をしてもらったが、なぜか倦怠感が抜けなかった。
一応心配させないために軽口を叩いておいたが・・・ばれてないよな?

 その後も倦怠感は改善されず、どうしたものかと思っていたところに
チビと雪から応援要請が入ったので参加した。
ノーマルランクだったおかげでなんとか身体の不調をごまかしながら手伝うことはできたが
倦怠感はさっきよりも強く、おまけに体中が熱い・・・さらに頭もぼーっとしている。
こりゃ激務のせいで風邪でも引いたみたいだ、こういう時はさっさと寝るに限る・・・zzz

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 目の前に広がるのは廃墟と化した市街地、大量のダーカーの群れ
そして・・・力尽き倒れて伏した3人の研修生達の姿

「すまない・・・すまないみんな・・・僕が強かったら、こんなことには!」

そして僕は、ただひたすらに謝罪の言葉を紡ぎながら双剣を構える。
まだかろうじて息はしている、希望はまだあるんだと自らに言い聞かせながら・・・
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「ハッ・・・夢?」

どうやらさっきまでのできごとは全て夢だったようだ。
その証拠に今目の前に広がる光景はいつもの見慣れた青い部屋であった。

「なんつー不吉な夢だよ、完全に目が覚めちまったじゃねぇか・・・ハァ~」

そう悪態をつきながら、頭をスッキリさせるために洗面所に向かう。
しかし十分に休息できたらしい、あのしつこい倦怠感や熱っぽさは完全になくなっていた。

oO(あの夢の中で見た服、あれって研修生の服だよな・・・それに、あの倒れてた奴は一体・・・)

そんなことを考えながら移動し、洗面所に到着する。
水を飲むために蛇口に手をかけたが、鏡に写った自分を見てその手は止まった。

「髪が黒くなってる?それに・・・角?」

そう、先ほどまで寝ていただけなのにいろいろとおかしなオプションがついていた。

  • 最終更新:2015-09-15 23:48:13

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