グリム・E・ジャガーノート
「オレは化物だよ、それは変わらない。どうやっても、何をしても。
・・・ただ、だからこそ、変わらないからこそ、オレは人でいようとするんだ。」---グリム、自身の存在について
登録名:グリム・E・ジャガーノート クローンとしての名前:タカアキ0115
形式番号:JN-E-013-02D
性別:♂
年齢:20歳くらい
誕生日:0504
種族:キャスト(でありダーカー)
所属:アークス/特殊C支援部隊/ニューオーダー社私設部隊
【経歴】
元々は六芒均衡量産計画で生み出されたデザイナーベイビー。
様々な人間から、特に戦闘に向いている遺伝子を組み合わされて作られている。
元々は非常に好戦的な性格で、研究者相手に喧嘩を仕掛けたり、同じデザイナーベイビー達と喧嘩をしていた。
それが災いして、彼への実験は非常に苛烈な物になっていった。
不幸な事に、彼は生まれた時から身体が非常に頑丈であり、多種多様で苛烈な実験をその身に受け続けていた。
無茶な実験を受け続けた結果、その身体はダーカーのような人間のような、曖昧な存在になってしまう。
実験の中で、自分を認めてくれていた友人達を失い、それから少しして初めて自分が失ったものの大きさに気付く。
それ以来、彼は好戦的な面を見せなくなった。
最終的にプロジェクトは終了、六芒均衡量産計画も失敗とされ、失敗作である彼らは一時的に保存、という体の廃棄処分が決定していた。
新しい実験の素材、彼の名前になるジャガーノートが造り出されるまでは。
そして、再び実験の日々が始まる。
ひたすらに耐える事しか出来ないグリムは、ひたすらに、ただひたすらに耐え続けた。
この事は彼に多大な影響を及ぼしており、時としてそれは幻覚症状を引き起こす。
少しずつ変わっていく身体、壊れそうな彼を救ったのは、研究所の中で知り合った同じ実験の被験体達や、他の実験の被験体達。
彼は"仲間"を手に入れた、かけがえのない仲間を。
自分を認識出来なくなっても、仲間は自分をグリムを呼んでくれた。
それのお陰で、自身が苛烈な実験を受け続けても、彼は自分を保ち続けた。
そんな生活も、ある時唐突に終わりを告げる。
研究所の中の被験体達だけが、謎の声を聞き始める。
声は語る、自由を手に入れようと。
突然の出来事に困惑する被験体達をよそに、グリムは確信した。
自分の力を使い、自分達をいいように扱った者達に復讐する絶好の機会だと。
謎の声に従い、グリムは動き出す。
同じように謎の声に従って動き出した仲間と合流するまでにそれほど時間は掛からなかった。
謎の声は的確に、そして確実に彼らが脱出する足掛かりを作らせていった。
そして謎の声は指示を出す度、必ず言った。
「残された時間は少ない」と。
被験体達は、それぞれの能力を活かして指示通りに動き、脱出計画実行まであと一歩となった。
しかしそんな時、複数の計画が最終段階を迎えてしまう。
ジャガーノート計画もその一つであり、ジャガーノート達は被験体の中では大きな戦力である。
このままでは脱出計画に影響が出てしまう。そんな時にまた、謎の声を聞く被験体達。
「戦え、可能性を見せてみろ」、と。
前倒しで始まる脱出計画。
そして、意識の排除を拒んだジャガーノート23体が自爆。
謎の大爆発によって、研究所のあったシップが大混乱に陥る中、被験体達はそれぞれのルートで脱出を始める。
奇しくもこの時、研究所の体制に抗議するデモが行われており、治安部隊はデモの鎮圧に躍起になっていた。
そしてジャガーノート達の能力、爆発によって、多数のダーカーもまた、ここに呼び寄せられていた。
当時の状況を知る者は言う、「もう一つの10年前」と。
データの上では「ダークファルス」すら此処に存在したとされている。
グリムも自爆したはずだったのだが、何故か自爆の為の認証コードが書き換えられており失敗していた。
その後は単独でダーカーや治安部隊、そして事態の収拾の為に派遣されたアークス達を相手に戦い、最終的には被験体達の脱出を援護して殿を務める。
多数のダーカーに囲まれながらも彼は戦い続け、最終的には破壊された。
・・・はずだったのだが、彼は目覚める。そしてそこは、惑星ナベリウスの戦場。
加えて、破壊された時から5年もの月日が流れていた。
この時点でグリムは"自分の名前"しか覚えていなかった。
その後は普通のアークスとして戦い、"バアちゃん"に出会い、そしてバアちゃんとの別れを経験し、また少し強くなるグリム。
戦いながら、今度は自分の身体をメンテナンスしてくれる企業や団体を探していた。
彼のパーツの規格、身体の構造は従来のキャストとは程遠く、メンテナンスを受ける事ができていなかった。
ちなみに彼はメンテナンスを請け負っている企業、ニューオーダー社が見つかるまで数年間、全くメンテナンスを受けていなかった。
メンテナンスが受けられるようになったのは彼が19歳の時、実に4年の間メンテナンスなしで戦っていた。
【C隊に来てから】
自身の過去を探るために行動していたものの、暴走したりしており、今のところ目立った成果は得られていない。
が、彼は再びかけがえのない仲間を得た。
【容姿】
大柄のキャスト。よくパーツ構成とカラーリングが変わる。
それだけ無茶をしまくっている証拠である。
最近は生体パーツを手に入れ、人としての容姿を手に入れている。こちらは赤髪緑眼の青年。
【身体について】
装甲を纏っている人間、として考えていい。
また、内部はダーカー因子で満たされている。
その為、"想定される以外の方法"で装甲が破壊された場合、ダーカー因子が大量に噴き出し、付近を汚染するので注意が必要。
【性格】
基本的に陽気である。困っている人を放っておけない。
実験の影響と本人の気質で、戦うことが好き。特に、何も考えず主義主張もなく、ひたすら戦うのが好き。
非常に諦めが悪い。
食べ物に目がない。
頭は良くない。
妙に幼稚な所を持つと同時に、青臭い青年でもある。
直感で動く事も多く、予想外の行動に出る事も多い。
体内のダーカー因子量に応じて攻撃的になる。
本性は非常に好戦的であるが、過去のトラウマからそれを他人に見せようとはしない。
が、最近はダーカー因子の影響で唐突に現れる事がある。
自身を"出来損ないの化物"だと思い込んでいる。
そのために"自身の死に対する恐怖"が全くない。
頑丈な身体、そして後述する"痛覚抑制"もそれを助長している。
【特殊な能力】
"黒いフォトン"
アークスでもダーカーでもない、彼の体内のみに存在するフォトン。
そのまま強力な盾や武器になりえる。能力的にはクローム・ドラゴンのそれに近い。
現在は"ハッタリ"で使用するのが限界のようだ。
ダーカー喰らい
そのまま。ダーカーを喰う事が出来る。
中身がダーカーなので、侵食を一切受け付けない。
また、捕食したダーカーの量に応じて破損部位が再生する。
"痛覚抑制"
本来はキャスト全体に搭載される予定だったシステム。
防御性フォトン(本来はデバンドや、氷属テクニックに使用されるもの)を利用し痛覚を抑制し、それによる恐怖や錯乱をなくす。
効果は絶大だが、動けなくなるまで自身の損傷に気付く事はない。
元々は別の計画で、被験体に投与する予定だった薬品をベースに考案された。
開発段階で多数の死者を出しており、開発計画自体が闇に葬られている代物。
【大切なもの】
家族(定義が非常に広い)
自分を見捨てない仲間
バアちゃん(大好きなバアちゃん、既に他界している)
【好きなもの】
食べ物と飲み物(大体の物は食べている・・・大体の物は。)
人間(ひどいこともたくさんされた、されているが、それでも人間は面白いようだ。)
戦い(本人は否定するが、確実に戦いを楽しんでいる。)
【嫌いなもの】
【敗者】
虚空機関
自身を生み出した研究者達
実験の主導者であるハイルゲヴェーア家
食べ物を粗末にする存在
仲間に害をなす存在
無駄に暑苦しい人
【会社】
ニューオーダーという企業。
ジャガーノートのメンテナンスを買って出た企業である。
しかもただ、ただし条件付きで。
主な製品はキャスト用のパーツ、アークス用の武装、医薬品など。
企業としての規模は小さいが、パーツや武装の精度は非常に良いと評判。
また、情報として公開はされていないが、独自のアークスの部隊を持つ。
治安維持や惑星探査などを行っているが、この部隊の情報は少なく、黒い噂も非常に多い。
ジャガーノートはここに所属して、様々な任務を行う事でメンテナンス料金を帳消しにしてもらっている。
【交戦する場合】
余りある出力は脅威であり、戦闘経験も豊富で、非常に危険な相手となる。
仮に交戦する場合、接近戦は避け、なるべく距離を取って交戦する事。
ダーカーであり人間である為、頭部への打撃や、氷、光属性のテクニックでの攻撃を推奨。
- 最終更新:2016-01-02 22:33:59